人と自然と建築と

nonobe's diary

Vol.28「endless thema - 23」(08年04月)

-------もも/春~暮らし

有機農法野菜や無添加食品などの宅配をしている「らでぃっしゅぼーや」は、
白地にらでぃっしゅの絵が描かれた箱形のトラックでやって来る。
我が家も週1回届けてもらっている。毎年この季節になるとももが一枝、
数個のダンボールと共に届く。届いたときはつぼみだが花入に差し、
時期が来ると次第に大きくなり花になる。
いつもはうまく咲かないうちに終わってしまうことが多いが、
今年はいつになく幾つも咲きはじめた。我が家では二階の床の間に、
三月三日のモモの節句の数週間前からおひなさんも飾る。
おひなさんとももの花。これからすこしづつ春になっていく。


事務所近くの酒屋さん(結構こだわりの店と思う。)
で買う濁り酒はなかなか旨い。
そのまま冷やして飲む。
事務所が近いということもあり式典などの献酒を
この店で用立てることが多い。
濁り酒は、以前に利き酒で一口すすめられ
頂いたのがきっかけで買うようになった。
とは言っても、そんなに飲助ではないし、
せいぜい蕎麦猪口七~八分ぐらいの酒量で十分。
冷蔵庫で冷やしながら、ねかしつつ、ちびちびとやる。
ねかす程に旨味が増すという店主の言葉とおり。
まあ、ねかしているときのほうが長いが。

 

先頃、事務所の斜向いの町家で仕事をしているご主人に、その酒屋さんでばったりであった。

    「あっ、こりゃどーも。」
    「やあ。ちょっと悪だくみの最中ですわ。」
  
などと、世間話。酒屋さんの店主とこのご主人はおなじみ以上の関係らしい。
ご近所というのはこの辺が面白いところで、このご主人は住居と仕事場が近くにあり
職住同居に近い。京都の街中はぶらっとすれば分るが、職住同居型やそれに近い暮らしが
あんがい多いのに気がつく。そんな職住の暮らしのなかから生まれる「良き関係」だろうか。

京都市は長い景観論争に一時的な終止符?を打とうと、
特例などという緩和のある高さ規制を打ち出した。
高さを制限するのはいいことだが、特定の人のための一時しのぎの政策にならなければよいが。
どこにどれだけの公費が費やさているのか。それに係る莫大な費用である公費のツケは
市民に廻ってくる。基本的な暮らしの営みなど京都らしきものや弱者への配慮は
されているのだろうか。そして、この「良き関係」が維持できるのだろうか。
京都版「はっつあん、くまさん」的関係はこの先どの世代までつづくのやら。

 

 

話はそれてしまった。
マガキのシーズンもそろそろ終わろうとしているが「牡蠣のオイルづけ」を
たっぷりの白髪ネギで日本酒といただく。
私は口を出すだけで、もっぱらこしらえは女房がする。
作り方は、大きめの生牡蠣を適時、フライパンで空煎りし旨味をとじ込め、
オイスターソースをいれ、牡蠣に火をとおし、水気が無くなる程に煮詰めます。
ごま油を三分の一程いれた容器に煮詰めた牡蠣を残り汁とともにいれ、
容器の口ひたひたになるぐらいまでサラダオイルを足します。
蓋をして、冷蔵庫で四~五日で食べごろになります。

一度お試しあれ。