人と自然と建築と

nonobe's diary

Vol.96「endless thema - 91」(13年12月)

-------十二月/続きの月・・・日々のくらしから

 


冬の木漏れ日のなか、今年はまだ蕾のままでいるシロワビスケ
花は猪口咲きと言われるように
七分~八分ぐらいの控えめな咲きかたをする。
白い小ぶりの花は寒さが増してくると咲き始める。
花芯の薄い黄色がいっそう清楚な感じをつくろい、
うっすらと香る花は冬の空気に似合う。
元気な顔が待ち遠しい。
裏庭では、夏頃に薄桃色の小さな花をつけていた
ヤブコウジ(薮柑子)の実が赤く染まっている。
葉はあまり枯れることもなく新芽も育ち少しづつ大きくなってゆく。
鉢植えということもあり適当に剪定している。
古来、薮柑子は山橘(やまたちばな)と呼ばれ、
赤く熟した実は冬が終わる頃まで残って行く。

近頃、ますます視力が衰えてきた感覚がある。
つめを整えているところであるが老眼鏡をかけないとどうも巧くない。
つめの生え際から両端あたりの皮を整えるのには
ヘンケルのネイルクリッパーを使う。
これは刃先が細長いため細かい皮などが巧く処理出来る。
しかしつめを切るとき切ったつめがは跳ねたり飛んだりと、
またつめの切り口にヤスリを当てないといけなくなったりする。



SAWADAのnail clipers

それのないのがSUWADAつめ切りで、つめ切りにはこれを使っている。
切り口がやさしく、つめを切るときのパッチンという音さえしない。
どちらかと言えばとんとんと感じがいい。
余程うまく切れなかったときをはぶけば、
ほとんどと言っていいほどヤスリを使うことはない。
一応、ヤスリも購入してあるが使っていない。
SUWADAつめ切りは、刃と刃が寸分の狂いのないのが売りだとか。
職人さんが手作業で調整しているらしいが、
その刃先は確かに隙間なく美しく仕上っている。
形もよく出来ている。
職人技の冴える日本の製品といった感じだろうか
手放せない暮らしの一品だ。

今朝は日差しも穏やか。資料に目を通しながらCDを掛けている。
渡辺香津美の「esprit」というアルバムがある。
谷川公子の曲「Havana」から始まる。
心躍る長いフレーズをソロのアコースティックギターで切れ目なく一気に弾く。
ギターワークだけでなく小気味いいフレーズはいつもう~んとうならせる。
私の身体の中の何かをくすぐる不思議な心地よさが残るフレーズである。



espritとOyatsuのCD

渡辺香津美と言えばイエロージャケットのアルバム「TO CHI KA」。
「おやつ」というアルバムにも「TO CHI KA」が収録されている。
イエロージャケットに収録されている「TO CHI KA」は
マイク・マイニエリのヴァイブラフォン(Vibraphone)との
デュオで美しい曲奏で聴かせてくれるが、
「おやつ」に収録の「TO CHI KA」はソロで聴かせてくれる。
そのアコースティックの響きとメロディアスなソロは、
いつ聴いても錆びること無く聴こえてくる。



シャコバサボテン

さざんか

二話つづけてのたわいない話しとなってしまったようだ。
今年の近畿地方の木枯らし一号は十一月四日。
昨年より六日遅い木枯らし一号であった。
京都では最大瞬間風速が風速11.7メートル/secだったとか。
雨上がりの朝、窓際に置いてあるシャコバサボテンの蕾が出ているのを見つけた。
ギザギザの尖った葉の先端に、まだ生まれたてのまん丸の蕾が出来ている。
遅咲きの蕾は次第にふっくらと長細くなっていく。
生け垣のサガンカも咲いている。大きな花びらは風を受けて揺れている。
白い花びらは透通ったような清らかさだ。
小休止中の寒さの苦手な草花たちにかわり、冬花たちはうごめいている。
十二月は一年の終わりの月でもあるが、来年に繋がる続きの月でもある。
季節は冬至から小寒大寒とまだまだ寒さは続く。

 

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