人と自然と建築と

nonobe's diaryーArchitect Message

Vol.99「endless thema - 94」(14年03月)

 

--------三月/早春

 

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おひなさま

 

三月三日はおひな様。
向かって左側におひな様は伝統的な飾りかたらしい。
西日本から北にかけての寒気団が日本列島を覆っていたが、遠ざかるに伴いふと春を感じる頃となってきた。

 

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国分にんじん

 

らでぃっしゅぼーやから、国分人参という長~い人参が届く。
フランス生まれの西欧系長人参から育成された品種だとか。
西洋系の人参が明治期に日本に伝わり昭和三十年ころまでは長い人参が主流で広く栽培されていたが、冷蔵庫の普及に伴い庫内に保存しやすい小ぶりの品種が主流となっていったらしい。
らでぃっしゅぼーやのちらしより)
種まきの時期が遅れ少し小ぶりで細めになったとか。
長いが為に掘り出すのには大変な重労働らしい。
人参らしい香りと深みのある甘さが特徴で生産者さんのおばあちゃんのおすすめレシピはきんぴら。
と言う訳で妻が人参のきんぴらを作った。
なるほどおすすめ通りの味わいだ。
今では栽培する農家もわずかで群馬の伝統野菜と言うこともあり残していきたいとの生産者の利根川みどり会さんからのメッセージもある。
収穫の作業手間のかかることが難点ということだが頑張ってほしい。

京都市上下水道局では本管から分岐した管で、古い鉛管が使用されている引き込み管の取り替えの工事が、行政の負担で進められている。
鉛管と言うことだけではなく管が古く、劣化による突発的な漏水防止や濁り水に断水などの防止目的であるようだ。

 

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市が道に切り込位置をマーキングしていく

 

我が家もその対象となり敷地内のメーターまでの配管が改修されることになった。
管径も13φから20φとなり、メーターもブルーから新しいピンクのメーターとなった。
旧径でもけっこう水圧が高く水量的にはそれほど問題もなかったのだが、ウォーターハンマーが結構きつかった。
京都市の水圧があがってきていると言う訳ではないだろうが、圧が一定で径が細ければ流速もあがる。
自動洗濯機による急な止水やシングルレバーの水栓などで急に止水すると急高した圧力エネルギーにより衝撃音が出る。
これがウォーターハンマーである。
嬉しいことに改修後の径が太くなった分、水の流速低下だろうかウォーターハンマーも余りしなくなったようだ。
自動洗濯機による急な止水によるウォーターハンマーはなかなか消すのが難しいが、水栓器具のシングルレバーに関しては「ゆっくり止める。」を気にかける程度で問題はなくなった。
様子を見ながら、自動洗濯機の水栓に衝撃音緩和のための水撃防止器を取り付ける予定でいる。
完全とまではいかないまでも、気にならない程度に和らぐといい。

 

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煮干し

 

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干し椎茸

 

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こんぶ

 

今日はお手伝い。
出汁とり用の煮干しの捌き (バックナンバー 2010年7月号) で肩がこっている。
老眼が進み眼に妙に力が入り、余計に肩がこる始末だ。
妻はついでにと、煮干しに昆布に干し椎茸と出汁をとっている。
私はいただきものの銀杏を煎る。ふっくらとして美味しそうだ。
煎って殻を外し薄皮も取り除く。殻の焦げる芳ばしい香りが漂う。
少し湯気の起つ煎り立てを頬張る。

 

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銀杏、使う分だけ出したものの・・・

 

特有の香りとしっとりとした歯ごたえがいい。
頬張りながら殻をはずしまたいただく。
結局、小皿に残った銀杏はわずかとなってしまい、妻にちくりちくりと。

 

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スノードロップ

 

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大分とふっくらしてきたクリスマスローズ

 

庭のスノードロップが早春を告げる。
窓先のクリスマスローズの花芽もふっくらとしている。
おだやかな日差しを浴びて気持ち良さそうだ。
少しづつだが風光る頃となってきた。

 

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