人と自然と建築と

nonobe's diary

Vol.125「endless thema - 120」(16年05月)

-------五月/初夏へとゆきあう

 


のらぼう菜

のらぼう菜と言う野菜が届いた。
飢饉を救った野菜ということで、
あきる野市の子生神社には「野良坊菜の碑」があり、
江戸時代中期に領主が栽培を奨励し
天明天保の大飢饉に人々の命を救ったことが刻まれている。
アブラナ科で菜の花のように
トウ立ちした部分を摘み取って食べる「かき菜」の一種。
(らでぃしゅぼーやのチラシより)空き瓶にいれ水に浸してみた。
菜の花のような、蕾と同じ黄色の花が咲く。



はるか桜

ことしは桜の開花が例年に比べ早かったようだ。
先月26日には日本列島最終の開花となる札幌や室蘭でも
一週間以上も早く咲き始めたとニュースで聞いた。
京都府庁旧本館(バックナンバー 2014年4月号2014年5月号)
容保桜(かたもりさくら)を観にいった。
毎年催されている観桜祭も終り間もない頃、
葉桜になりかけの花びらの舞うころを見計らったのだが時季遅しだった。
京都府庁旧本館の正面を入って中庭の右手奥には
昨年はなかった「はるか桜」という八重桜が加わっていた。
観桜祭のパンフレットには
NHK大河ドラマに因み綾瀬はるかさんが命名された新種の桜。
福島県から復興を応援するシンボルとして寄贈されました。」とある。
かろうじてしなやかな花が数輪残っていた。



舞った花びらは春色の絨毯となり、葉桜となった桜もまたうつくしい。
寒い地域に帰って行く途中だろうかツグミが桜の木の下で動き回っては止まり、
また跳ねるように動いている。
黒い目尻に褐色がかった羽根と胸から脇に黒い斑点模様で二十センチほどの大きさだ。
中庭には、中央にある円山公園の初代しだれ桜の孫にあたる祇園しだれ桜。
向かって右奥の八重桜のはるか桜と中庭では一番遅くまで咲いている紅八重しだれ桜。
右手前の小輪で淡紅色をした紅一重しだれ桜。
左手前の花びらが五つに分かれた白または微紅色の大島桜が二本と
幕末の京都守護職松平容保にちなんで命名された容保桜と六種見られる。
京都府庁旧本館観桜祭のパンフレットより。)



紫明会館の桜の古木

少し開花が遅れる京都府立植物園の北大路から北山までの
賀茂川沿いの半木の路には枝垂れ桜が植えられている。
今年はずいぶんと長く咲いていた。桜の花びらの舞う晩春の風景はこころ惹かれる。
去年の11月号に書いた紫明通にある紫明会舘の古木の桜も咲き誇っていた。
今年もいろいろな桜を観ることが出来た。
紫明通の中央にある紫明せせらぎ公園も少しづつ夏色に変わりつつ有る。
もうそんな季節になった。



カレリアパイ

今日は初夏を思わす清々しい日。のんびりした休日の遅い目の朝食だ。
北欧パンのキートス(バックナンバー 2006年 9月号)のカレリアパイ。
正確にはカリャランピーラッカというフィンランドのカレリア地方の伝統料理である。
薄くのばしたライ麦の生地に、ミルク粥を包み焼き上げてある。
これに溶かしたバターをきざんだゆでたまごにまぜたムナボイというものをのせる。
オーブントースターで焼くとライ麦のこうばしい香りがなんともいい。
うちではオーブントースターで軽く焼きムナボイをのせる。
キートスは坊城通の四条を北へ、公園を超えたあたりに右手に見える。
フィンランドの国旗とブルーが目印。



裏庭のあちこちで勢力を伸ばしているホウチャクソウ
アスパラのような芽が出ていたが、あっという間に大きくなり花も白くなった。
軒先に吊るされたの風鐸のように、初夏の風にそよぎ静かに揺れ始める。
塀際のシラユキゲシも、朝のさわやかな風になびいている。
ネギ坊主のような蕾も沢山出ている。そのあいだからミヤコワスレも咲いている。
晩春と初夏がゆきかい、暖かさから木陰がうれしい季節へと移りゆく。

 

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