人と自然と建築と

nonobe's diaryーArchitect Message

Vol.48「endless thema - 43」(09年12月)

 

-------冬支度

 

ヤブコウジの実が真っ赤になっている。
カニシャボの花芽もふくらみ始めた。
玄関先の椿のワビスケも一花咲いたが、
生け垣のサザンカが例年になく咲きが悪い。
毎年今頃になるとちらほらと生け垣をにぎわせているのだが・・・。
視野のなかにひらひらと動くものが入って来た。
胴体が少し太いが触覚の先や昼間と言う事も有り蝶だと思う。
シジミチョウの仲間だと思うのだが
青く光沢をもった羽がきらきらとかがやいている。
湿った羽を太陽の日差しで乾かしているのだろうか。
この季節にしては珍しいように思うが、
なかには一年を通して生息するものや成虫のままで越冬するものもいる。
植物園も近いしふらふらとやって来て迷ってしまったのかもしれない。

 

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ヤブコウジ

 

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カニシャボ

 

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ワビスケ

 

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サザンカ

 

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シジミチョウの仲間?

 

近頃、一日の終が早くなったと感じる。
寒くなるにつれ、日々平穏な暖かい陽だまりが恋しくなってくる。
太陽の高度は低くなり仕事場に差し込む午後の日差しは日増しに短くなり、
冬のうつろいを思う。

そろそろ、寒さが苦手な庭の鉢植えを部屋の中に入れなければならない。
手狭な部屋の中、とたんににぎやかになることだろう。
我が家の冬支度のひとつ。

一、二ヶ月程前だったと記憶しているのだが朝日新聞天声人語のコラムに
「追われ心」という言葉が有ると書いてあった。
意味は、いつも何かに追われるように先を急ぐ気分と言う事だそうだ。
なるほどって思うとき、ん、意外とよくある。
ストレスやらプレッシャーやら、よくはわからないが、
ついついそんな気分となっている。

仕事場に置いていたアロマウォーマーをミスト式のアロマディフューザーにした。
リラックスしたいときやリフレッシュや集中したいときなど、
それぞれのシーンにあわせたエッセンシャルオイルも出ている。
水を入れ、エッセンシャルオイルを数滴たらし、スイッチを入れる。
これだけの動作でも=匂いとなり、脳は刺激を感じ次のシーンをイメージをする。

 

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アロマディフューザー

 

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アロマディフューザー

 

それに冬は暖房器具を使う。部屋の空気も乾燥しがちである。
手軽な加湿で気分もリフレッシュ。
乾燥した部屋の空気による不快感から少しは開放される。
気持も元気になれば免疫力もアップ?かどうかは別にしても、
心身少しでもいたわりながら、気持よく一日を過ごせるようにする。
それがまた明日へとつづくということを思って。

 

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