人と自然と建築と

nonobe's diaryーArchitect Message

Vol.52「endless thema - 47」(10年04月)

 

-------暮らし/リサイクラ

 

白い小さな花びらの沈丁花の香りが漂っている。
うちは白い花びらだが赤い花びらのものもある。
暖かい日がつづいていたせいか少し早めに咲き始め、
三月の中には満開に近い程開花した。
窓を開けるとその澄んだ香りが風に乗ってやって来る。春も近い。

今までに暮らしがテーマの話を結構書いてきた。
それだけでもう14編にもなっている。
特に計画性をもって系統的に書いて来たという訳でもないので、
何度も同じ事を書いてしまう事も有りうる。
そろそろ整理し始める時期だろうか。

 

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我が家では生ゴミを処理するリサイクラーを使っている。
リサイクラーでできた処理物は、らでぃしゅぼーや会員用の
エコキッチン倶楽部の乾燥資源として、らでぃしゅぼーやの
宅配スタッフが回収してくれる。
回収後はらでぃしゅぼーやの生産農家などに戻され堆肥となる。
そして、農産物となり届けられる。

らでぃしゅぼーやのエコキッチン倶楽部の取り組みは
「食材等の宅配だけでなく、生ゴミを集めるサブシステムのデザインが
コミュニティリサイクルの仕組みとして重要な試みである、と評価され
2007年度の新領域デザイン部門でグッドデザイン賞を受賞した。」
・・・エコキッチン倶楽部のチラシより。

 

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リサイクラーは普段においは出ないが、
稼働中は生ゴミ臭ではないが排気と熱などから少しいやな臭いがでる。
多少気になるのでうちでは勝手口兼用のユーティリティーに置いている。
処理物は乾燥されてることもありパリパリの状態で多少においはきついが
素手でさわった感触は気になるものではない。
リサイクラーのメーカーのパンフレットによると、処理後は約1/7になる。

分別になったことも幸いしてか、リサイクラーを使うようになって
我が家の一般ゴミの出す量が格段に減った。
一般ゴミつまり生ゴミなどを含む可燃ゴミだが
出す量は少ないに越したことはない。
それに外にゴミバケツを置く事もなくなり当然悪臭もない。

よほどの硬いものであるとか、一般家庭ではありえないが大量の柑橘系の皮は
油性分を多く含むために発火の可能性もあり一度に処理するのは難しいが、
特別なもの意外ほとんど処理が可能である。
うちは乾燥式リサイクラーだが、他の方式や、
コンポストなど自然に戻していく考え方もある。
使用している家庭も増えて来ているらしいが
なかなか普及していないのも現実らしい。
政策の問題か、情報不足か、国民性か、他の理由かは不明だが、
使い始めると手間もかからないし結構便利である。
それに、京都市でも購入時には助成金がでる。

一般ゴミの収集日には収集場所や道路で悪臭が漂っていたり、
収集車から道路に流れ落ちたりがよくある。
水気を十分に切ってから詰めるようにすればもう少しましになると思うのだが。
これは清掃局や収集車の問題ではなく、ゴミの出し方に問題が有る。
モラルやマナーには気を配って欲しいものだ。

通りにもいろいろある。
「この通りいいなあ。」とか「感じいいな。」
「綺麗だな。」などと思う通りは沢山ある。
一方、「ここはちょっと、向こうの通りを通ろう。」も結構ある。
人それぞれが気持よく暮らすことへのやさしさや
気配りが少しだけ欲しい気がする。
勿論、私自身も心の片隅に意識を置いて過ごすように心がけたい。

 

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