人と自然と建築と

nonobe's diaryーArchitect Message

Vol.54「endless thema - 49」(10年06月)

 

-------2010/麦秋

 

p_nono1006a
クリスマスローズ

 

麦秋とは麦の刈入れ時が六月あたりで、
秋の稲の刈入れになぞらえた言いまわしらしい。
この時期、種が飛んだクリスマスローズは残った種を取り切り花に。
そして、ついナルコユリの仲間と言ってしまう
ホウチャクソウが庭のあちこちで夏をまつ。
花が落ちた後の実はまだ青いが、暑くなる頃には黒みがかった紫色になる。
ポッコリとした葉の間から見える実が色ずくのが待ち遠しい。

 

p_nono1006b

p_nono1006c
ホウチャクソウ

 

エアコンは長年使っていると立ち上がり時など
吹き出し口からの臭いが気になってくる。
随分と前の事になるのだが、試しにスプレー式のクリーニングを試みてみた。
近頃のエアコンは自動でクリーニング機能が付いたものもあるが、
旧型機のクリーニングも意外に簡単に出来る。
と言っても前面のパネルの内側にある除湿用のレンズ部分を清掃するのだが、
臭いもとれ効率も良くなり、空気もきれいに爽やかになる。
ただ、簡単にできるとは言っても養生をキッチリしておかないと
床や壁が汚れる事になりかねないのでお気をつけ頂きたい。

 

p_nono1006d
養生

 

p_nono1006e
配線

 

まずは本体の掃除から。
最初に全体の汚れや埃を掃除機や雑巾などで綺麗にし、
前面のパネルを開け内部のフィルター等をはずす。
取り出した部品はそれぞれのメーカーの指示に従い掃除をして下さい。

その後養生を充分にします。廃液が垂れてきたり、
溢れたりしないよう十分にしておきます。
エアコン本体の廻りの壁面と天井、
それに電気系に注意して配線部分も養生しておきます。
養生するのは、スプレー式のクリーニングのため
ノズルからの洗浄液が飛び散らないようにするためです。
それと吹き出し口から廃液が落ちないようにビニール袋やシートなどで受けます。
あとエアコンには除湿のドレインがあり、
このドレインの先を確認する必要があります。
排水溝に接続されている場合はそのままでもかまいませんが、
地面などに直接流しているような場合は廃液で汚れますから
バケツのようなもので受けて下さい。

 

p_nono1006f
自分自身も養生

 

p_nono1006g
廃液

 

さていよいよクリーニング開始です。
あっその前に、自分自身の養生も多少必要です。
クリーニングのスプレーはノズルから洗浄液が泡状となってでますから、
目に入らないように注意が必要です。私は水泳用のゴーグルを使いました。
ちょっと厳重すぎるくらいで工事現場のような風体です。
でも、ここまでは必要ないと後で思いました。

準備ができましたら、説明書を良く読んで指示に従って下さい。
私は洗浄と仕上げの2ボトルのものを使いました。
最初の洗浄用のスプレーを使って、レンズ状の除湿フィルターに
ゆっくりとまんべんなくかけていきます。
泡が薄くなっていくころを見計らって第2のスプレーを使い洗い落とします。
しばらすると吹き出し口から汚れた廃液がでてきます。
勿論ドレインからも出てきます。
その色をみれば分かりますがえ~ッと言うくらいですが、
その分綺麗になっていると思います。
後は乾くのを待ち、しばらく送風状態にすれば完了です。
クリーンになった感じがよく分かります。

 

p_nono1006h
完成

 

家々のエアコンの室外機のファンが廻る季節の到来ももうすぐです。
長年お使いでお試しでない方や臭気でおこまりの方、
本格的な季節の前に一度試してみるのもいいかもしれません。

 

*****