人と自然と建築と

nonobe's diaryーArchitect Message

Vol.57「endless thema - 52」(10年09月)

 

-------おいしいです/チョコレートドリンク

 

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ふうりん

 

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せみ

 

夏は風鈴を吊るしている。
窓を開け風が通りチリンチリンと。音が暑さを和らげてくれる。
夏の朝、網戸越しに動く風は微かに風鈴の旗を揺らす。
生まれたての蝉が網戸をよじ登っている。
木の上ではお兄ちゃん蝉がジージージージーと鳴いている。
相変わらずの夏の出来事である。

 

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ハコネキク

 

玄関先では小さなハコネギクも咲いている。
今年は猛暑を通り越して酷暑と言うのに健気に頑張っている。
九月ごろまでは咲いているだろうか。

 

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chocolat

 

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辰巳夫妻

 

 

知人の写真家の辰巳さんが小さなお店を始めた。
今年春先にこっそりオープンした。
いつオープンしたのか?でもずーと前からあるみたい。そんな感じ。
以前に話を聞いていたこともあり、ちらっと立ち寄ってみた。
チョコレートドリンクが売りであるがメニューは他にもいろいろ。
各種のシュークリームやカカオの芳醇な旨味を残し
湯煎しながら焼いたチョコレートの焼菓子。
その他にもチョコレートを使った焼菓子がいろいろ。
テイクアウトが主だが、ちょっと立ち寄って汗がひくまで小休止も出来る。
但し、2シートしかなくお客さん自らが
ショウウインドウを飾る?というシチュエーション。

辰巳さんは建築写真の撮影が主な仕事。
お店にはご自身の撮影した写真のアルバムが何冊か置いてある。
私も時折仕事をお願いしていて、
その写真も数カット店内のアルバムにも掲載してもらっている。

お店ではいつも奥さまがお手伝い。
ドリンクやお菓子を作るのはもっぱら旦那の辰巳さんとのこと。
どれもオーナーらしい繊細な感じがする。

 

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chocolat

 

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メニューボード

 

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ケース

 

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ショコラ

 

 

チョコレートドリンクは東京あたりでは案外メジャーだが、
京都ではそれ自体あまり知られていない事もあり本格的な店は少ない。

カカオの風味をそのまま。
ちょいと立ち飲みも良し、座ってほどほどにくつろぐも良し。

 

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お店の名前は「chocolat」/Phone 075-200-7238
場所は、京都円町の交差点から西大路通りを上がって二つ目の信号の南西角。
すぐに分かる白いファサードとショウウインドウ風のガラス窓が目印。
ストレスを溜め込まないうちに、カカオ・ポリフェノールの補給をどうぞ。

 

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