人と自然と建築と

nonobe's diaryーArchitect Message

endless thema -159------ 2022年12月 冬迎迎/網戸の張替え

 

生垣のサザンカが咲き続けている。やわらかかに揺れる花びらは生垣も調う。

椿のワビスケは例年に比べ沢山の蕾をつけ、早くから咲き始めている。

 

開花は自然気候等に左右されるが、そのときの何かのスイッチがはいり咲き始める。

今月始めにかけての寒波従来。裏庭の八重の椿の蕾もふっくらとしてきた。

秋冷の爽やかさは薄れ蕭々となり、日向が恋しくなる。

 

 

暮れの慌ただしさを思い、気になっていた網戸の張替えは早くに済ませた。

網戸の張替えは簡単そうで意外と難しい。小さな網戸は割りと手早くできるが、

大きな網戸はシワや弛みがどこかにでてしまう。

 

網は、少し大きめにカットし出来るだけ縦横を揃えて、歪みがでないように

注意をしながら押縁を四方に押し込んで止めていく。

止め終わったら最後に、周りのはみ出た網をカッターなどでカットする。

 

毎回思うことだが、引っ張りすぎると網の歪みで元に戻ろうとして、

押縁が抜けてしまうこともある。カットした後に外れると、それはもう

どうしようもないことになる。

多少の弛みは網自体が元に戻ろうとするので、そのままでもいい時もあり、

さじ加減が難しい。

 

網の縦横が枠に平行になっていれば、案外と歪みは少なく結構上手くいくが、

この合わせるということが難しい。考察的には、「適度に均一に引っ張り、

タテヨコを出来るだけ正確に。」ということだろうか。

 

劣化の少ないステンレス網のような金属網は、専門の方にお願いしないと

難しいのだが、黒網のように透過性に優れ存在感のないようなもの、

反射性のあるものや外からは見えづらい方向性のあるものなど、網目の大きさ

なども含め樹脂性の網の種類は意外と多い。

場所や好みに合わせて使用するのが好ましい。