人と自然と建築と

nonobe's diaryーArchitect Message

endless thema -161------ 2023年二月 / アナログ

 

大寒に入る頃、らでぃっしゅぼーや から梅の小枝が届いた。生産者の方が梅の実を

育てるのに剪定した際にでる小枝は、処分する事なく会員に届けられる。

SDGsやアップサイクルにつながる小さな試み。

早々に切り口を少し切り花入に季節を入れた。

 

 

 

 

寒波続く雪日の日々。

晴れ間の朝、つららに朝日が反射しきらきらと輝いていた。

日が昇るにつれ、心地良い雪溶けの音は町中に聞こえていた。

 

 

マンスリーホットラインに載せてもらっていた「人と自然と建築と」のうち、

2007年7月からをプリントアウトしてクリップで止めてある。

ぱらぱらとやっていたが、結構面白くまとめてあると自画自賛。もう少し前の

ものも少しづつプリントアウトしておこうかと考える。

やはり、紙の世代かと思いながらも、ぱらぱらと。デジタルは好きなほうだが、

視覚的なアナログからアプローチする思考からは離れられない。

 

CADは使うが、プリントアウトしては考察を繰り返す。紙の減る気はしない。

チェックやスケッチは紙に鉛筆かマーカーがいい。

紙の上に描き留めるのは職能や資質か。

ペンを握り、小指から小指球が紙に触れる。

鉛筆やマーカーの先が紙擦るとき脳と連動する。

長年に渡り染みついてしまった思考と嗜好。

いらなくなった紙は、ご近所さんと頼んである古紙回収にまとめて出している。

 

毎年度末に提出義務のある「設計等の業務に関する報告書」はコロナ禍という

こともあり前年度提出分からはPDFでメールでの送付が可能になった。

また、建築士事務所登録の更新は、書類送付で行う。

余計なことだが、87年の新規登録以来、昨年初めて事務所名の数字にもふりがなを

振るように言われた。「はちじゅうなな」か「はちなな」かと。

詳しくは聞かなかったが、データー化の入力の為らしい。数字にふりがなは初めて聞く。

英語読みとの識別もあるが日本語的には「はち じゅう なな」と読むが、

あえて「はち なな」と単数字ごとのふりがなで更新した。

 

新聞は朝夕刊とも購読している。

情報はネットのほうが早いが、やはり、ぱらぱらと指から伝わる紙面の感触がないと

寂しいと思いながら、記事に眼をやる日々である。