
春隣の日差しを感じる頃、らでぃしゅぼーやから届いた花桃の小枝。花桃の木の足元の草刈りはヤギさんたちのお仕事だとか。届いた小枝は早々に切り口を少しカットして、5パーセント砂糖水で生けた。
今回は、昨年の我が家の草木たちの暮らしの、淡々とした記録である。

一年ほど前になる春もまもない三月の中頃だったろうか、クリスマスローズたちは咲き始めた。窓ぎわのクリスマスローズは、雨間の暖かさもありあっと言う間に開花し、八重のクリスマスローズも少し遅れ気味だったがよく咲いた。八重は咲き始めは小ぶりの花も少しづつ大きくなり、うつむきながら咲く。

三月末には、前庭の沈丁花も馥郁と咲き誇り、季節が漂っていた。


四月中過ぎからはエビネも数輪咲いた。
四月も終わる頃には、芽の出始めがアスパラのようなホウチャクソウの宝鐸に似た花が咲く。塀際のシラユキゲシは群を成しあっと言う間に満開となった。


地表には地被類のツタバウンランやヘビイチゴが咲き、玄関先の石垣の足元にはタツナミソウも満開になった。

二葉葵は花が咲き、株は大きく育ち、上賀茂神社に返納した。年の葵祭りに使われるようだ。


五月始めにはミヤコワスレが一輪咲いた。末にはイワタバコやユキノシタも咲いた。

八月中頃には透き通るような花の東洋ランが咲いた。

秋口の夕方だった。キッチンカウンターに生まれてまだ日も浅いスズムシの子がやってきた。水切り網の周りを小走りに動き廻っていた。

立冬も間近の頃にはギンミズヒキがよく咲いた。ホトトギスの花もよく咲いた。玄関先の鉢植えのホトトギスは元気いっぱいだったが、裏庭のホトトギスの植生域は年毎に狭くなった。残念ながら、毎年楽しみにしていたルリタテハはやってこなかった。
温暖化による影響が気になりつつも、相変わらずのわが家の野草たちであった。