人と自然と建築と

nonobe's diaryーArchitect Message

2018-01-01から1年間の記事一覧

endless thema -136------十二月/巣立つ

寒暖のゆきかうなか、前庭のシロワビスケは先月初めから咲き始めている。心持ち早めの開花は天候不良によるのだろうか。少し閉じ気味の控えめな花は、しとやかにもおしゃまにもみえる。 裏庭ではルリタテハが羽化している。不気味な顔つきのルリタテハの蛹は…

endless thema -135------爽秋。蒼い実、黒い実、黄色い実

朝夕は秋の深まりさえも感じる。裏庭でルリタテハが飛んでいるのを見かけてから随分と経つ。今ではホトトギスの葉の裏で幼虫が育ち、蛹になるのも間直である。少しづつ季節が寒さに向かい動いている。冷え込みも増してきたが、うまく羽化していくといい。 溜…

endless thema -134------五月/初夏の麗らかな喧噪

いただきものの黒落花生。薄皮が深い紫色をしている。 紫色をしているのは、ポリフェノールが豊富らしい。 薄皮ごといただくと、香ばしい香りが鼻から抜ける。 裏庭の青紫のミヤコワスレは先月下旬に咲き始めた。 毎年、白も青も同じ頃に咲いている。 今年は…

endless thema -133------April come/隅櫓

April comeとは言っても、ゴールデンウィークも間近に迫ってきた。暑さが際だち始め、シラユキゲシの合間からはミヤコワスレも咲いている。前庭では花山椒の花が咲いている。さわやかな初夏のおとずれのような匂いがする。 丁度一年程前、名古屋城本丸御殿の…

endless thema -132------賀状/建築語彙

暮れには生け垣のサザンカがたくさん長く咲いていた。白い大きな花びらは冬に似合う。初月の日。庭の植木に水やりをしながらはく息が白い。呼吸が気持いい。クリスマスローズの蕾が大きく育ってきた。八重のツバキの葉には随分と前からカイガラムシが繁殖し…