人と自然と建築と

nonobe's diaryーArchitect Message

endless thema -173------ 2023年11月 霜降の頃 / 環境

 

カラフルミニトマトを撮ってみた。最近ではスーパーでも見かけることもあるので、目新しいと言うことはないが、アップで見ると何かわからないところもある。

 

明日から11月と言う日に、午後の日差しが反射した軒裏を眺めながら、ふと、アシナガバチの巣がないなぁと思いを巡らす。数年前までは、いくつもあった。巣がないのは長閑なく、こころもとなくもある。

写真は2014年( endless thema -97/ AALTのprojectのことを書いた2014年6月 投稿より )のものだが、水遣りしながらも、こんなシーンがよく見られた。アシナガバチは気持ち良さそうにセキチクの花に体をうづめていた。水遣りをしていると必ずと言うほどに飛び回っていたが、ここ数年はその気配はない。アシナガバチは6月初めにかけて母蜂が巣を作り始め、活発に飛び回り、水遣りをしていると近づいてはくるが、適当な距離感で飛び回る。ちょっかいさえ出さなければ攻撃はしてこない。

 

フェノロジーの話はちょうど一年程前、endless thema -158/2022年11月 に書いた。最近、クマが人の暮らす生活区域にまで出現するニュースが頻繁に報道されている。冬眠する前に越冬出来るだけの体を作る為に食欲の増すクマ。

手入れされないままの里山など中間領域が不鮮明になったこともあるが、ひとつには、クマの食べるブナ科の樹木になる木の実のドングリなどが少ない。イノシシが木の実を食べまくっていると言う話もあるらしいが、気候は木の実が成るにはまだ少し暖かい季節相違がある。クマの出現は、そう言った関係を維持出来なくなったことからもきている。

これら、季節と生物の関わりの変化をフェノロジーと呼ぶのだが、身近な問題として現れ始めた。

 

見えないうちに、深刻化しつつある問題もある。人為的な問題で、有機フッ素化合物のPFASなどが人に及ぼす影響が問われ、私が知る限りでも、もう何年も前の事だ。

20230912のニュースで大阪の府民調査を開始すると聞いてから、もうじき2ヶ月になろうとしているが、経過どうなっているのやら。

PFASは全国的な規模で確認され問題視されてることもあり、調査報道は頻繁にされる事案でもあるはずだが。

 

7日には立冬を迎える。今年は暖冬の予報がでている。クマさん達は無事冬眠出来るのだろうか。