人と自然と建築と

nonobe's diary

Vol.66「endless thema - 61」(11年06月)

-------新茶/季節を想う

 


ツルハナナス

この時期うちの庭で咲く草木と言ったら何があるだろうか。
五月末の台風で大分散ってはいたがユキノシタが元気に咲いている。
長い間咲き続けているツルハナナス。それにハツユキカズラ
ハツユキカズラは石垣の間に植えてある。
気がつくと葉の色ももう薄い緑色になってきている。
ちょっと前まで白みがかった淡い桃色の葉が緑に栄えていたが、
白い葉から淡緑の色になり、小さな白い花が咲く。
花の形は風車の形に似ている。
ツルが伸び地面に降り、根が出て増えていく。
切り花にすると、とたんにしおれ枯れてくる。
切り口からは白い樹液が出て傷口を守るかのよう。
それで水を吸い上げなくなるのだろう。


五月初め、静岡に住む友人から毎年新茶が届く。
早速に、熱くない程度のぬるい目のお湯でいれる。
湯気と共に新茶の甘い香りが季節を感じさせてくれる。
緑茶は、水だしも旨い。
少し贅沢な気もするが、今日は新茶を水だしで入れる。


新茶の抹茶

ほうじ茶

以前に、二条通りの御幸町を西に入った柳桜園という
お茶屋さんで水だしの入れ方を教えてもらった。
普段飲むほうじ茶も無くなりかけてきたのを思いだし早速に足を運んだ。
こじんまりとした感じのいいお店で、いつも店先で玉露を出してくれる。
お茶屋さんで頂くお茶はさすがに旨い。
それに、急いでいるときでもちょっと一服は気が和む。
和みながら新茶の抹茶が目に止まり、ついつい買った。

近頃ではもっぱら上柳という葉っぱのほうじ茶を買う。
以前は大きなパックを買っていたが、
お店で「小さい方を二つのほうが風味が抜けずいいですよ。」と聞き、今はそうしている。
ほうじ茶は、熱いのもさっぱりしていいのだが、
たっぷりと沸かしたものを冷ましてから、お気に入りの湯のみで常温で頂く。


水だし

水だしの緑茶の入れ方はたいして難しいことではない。
ポットに冷やした水を入れお茶っ葉を放り込み、冷蔵庫に入れておくだけ。
うちでは湯冷ましの水をガラスポットに入れ冷蔵庫に。
少し冷やしてからお茶っ葉を入れてそのまま冷蔵庫で冷やしておく。
普通の緑茶でも葉の量を調節すれば案外旨い。

お湯から煎れると、どうしてもお茶が濁り
黄色くなってしまうので水だしにするのだそうだ。
水からいれると澄んだ淡い黄緑色のお茶になる。
それも冷たい水のほうがよく出るのだそうだ。

じわじわとお茶のエキスがにじみでて、ころを見計らって頂く。
渋みの出ない程度の少し濃いめで頂く方が冷えた緑茶は旨い気がする。
冷たいのが苦手な方は、常温に戻してからがいいでしょう。

濁りもなく緑々とした緑茶の色彩が、この季節にはよく似合う。
一口。咽を通るお茶の旨味が、理屈抜きにホッとさせてくれる。

 

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