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人と自然と建築と

nonobe's diary

Vol.25「endless thema - 20」(08年01月)

-------根引きの松

初詣はまず町内や地域を守る氏神さんに参拝にいくことが多い。
本来の氏神さんの歴史的な背景は別として、現在では地域を守る神様を祀った神社をいうことが多い。
私の住んでいる町内の石井神社、実家のある浅間神社、女房の実家のある阿久刀神社。
日頃のお礼に参拝する。
決して迷信深いという訳ではないが、習わしと言うか、まあ日本人と言うことなのだろう。

石井神社 石井神社の手水社
私の住んでいる元町学区の鎮守守護神として
人々に崇敬参拝されています。
 

新年に向けて、暮れに大掃除、それにしめ飾りや門松、カガミ餅。
近頃あまり見なくなったが、昔は実家でよくやっていた餅つき。鏡餅もつくる。
鏡餅は年が明け日が経つにつれ、ひび割れし青カビがつく。
青カビはそいで表面のひび割れた部分を取り去り、薄く切り、焼きもちや雑煮にする。
ひび割れした部分はさらに細かく割って揚餅にしていた。
暮れの大掃除といえば、その昔畳を外に出してよくはたき、荒床の上に新聞紙を新しく敷き直し
その上に畳を乗せるのだが、畳の裏側には敷くときわかるように番号が書いてあった記憶もある。

門松はうちでは根引きの松をつける。
その名の通り根のついた小さい松です。
荷車を引いて、大原の方からやってくる
引き売りのおばさんからいつも買う。
毎年お願いしてあるので、年末になると
うちの小さな門にあう小振なものを一対
見繕って持ってきてくれる。

 

  枝ぶりの左右の向きを見、和紙でのしをつくり、
赤白や金銀の水引でととのえる。
小さい松と言えども松は松。
ちょっと枝にさわっているだけで
あっ~と言う間に指先が松やにでネトネトしてくる。

 

根引きの門松は見た目に少し下に飾りつけるものらしい。
ここに引っ越してきた時分に近所のご主人から教えてもらった。
ご年配だけあり昔ごとには詳しい。
なるほど、そう言われてみれば、
確かに根がついているのだから
あまり上の方で宙に浮いているのもおかしい気がする。
地道に根が地に付くようにと言う意味合いを含んでいるのだろう。
それ以来、少し低い目に飾りつけるようにしている。