人と自然と建築と

nonobe's diary

Vol.129「endless thema - 124」(16年09月)

-------九月 白露/日々のくらし・・・ 粋々

 


アローニャの実

カマツカの実が熟している。
なかでもセイヨウカマツカのアローニャと呼ばれている
アロニア・メラノカルパで、大きくなると3メートルほどに成長する。
果実はジャムや果実酒などにも使われポリフェノール
アントシアニンなどが豊富に含まれている。
アローニャでも赤い実は食用にならず主に観賞用である。
我家の裏庭に置いた鉢植えは小さいながらも少しだけ果実となった。
鳥に食べられる前にどんな味かかじってみることに。
なるほど微かな甘みがあるがかなり渋い。
決して美味しいとは言えなかったが、
樹木が成長し大きくなってくれば美味しさも増してくるかもしれない。



朝日新聞の切り抜き

中国大陸から偏西風に乗ってくる飛来物質のことを
マンスリーホットライン2014年2月号に少し書いたが、
朝日新聞の7月21日の科学欄の「ミチをひらく」に金沢大理工研究域准教授の
牧輝弥さんの研究のことが掲載されていたので今回書き留めておくことにした。
牧さんは、大気中を漂う細菌やウイルスなどの生物粒子「バイオエアロゾル」が
健康に与える被害に興味を持ち、大気中の微生物研究を9年前から始めたそうだ。

中国大陸から飛来した黄砂にくっついて微生物もやって来る。
黄砂は微生物の「空飛ぶ箱船」だそうだ。

「病気を起こす病原菌かどうかはわからないですが、
このような菌が未知の病気と関連していないか解明したいです。
また、ヤケイロタケというキノコの一種も見つかりました。
マウスにヤケイロタケと黄砂を同時に与えた場合、
黄砂のみの場合に比べてアレルギー症状が10倍以上も悪化しました。」

「一方で、空を飛んでいる微生物は、
無害なものが圧倒的に多いことも我々の研究で明らかになってきました。
能登半島上空で採取した黄砂から大豆を発酵させる納豆菌が見つかりました。
試しに研究室の圧力釜で大豆を蒸し、
この菌をかけて発酵させると、納豆が出来ました。
地元の納豆会社にお願いして商品化を実現し、
12年から『そらなっとう』として地元で販売しています。」

微生物が人体に与える影響や近隣国など各地で広範囲にいろいろな方法で
黄砂を集め観測することで微生物の詳しい飛来ルートなど、
越境の実態を解明することが目的であると。

「DNAを解読する装置が飛躍的に進歩し、
希少種も多く見つかっています。データが蓄積されれば、
微生物の種類から、どこから飛来したかわかるようになります。
微生物の組み合わせによって大気の複雑な流れがわかり、
天気予報の精度向上にできるかもしれません。
微生物の研究は従来、土壌や海洋が対象でしたが、
『空の生態系』を明らかにしたいと思っています。」

・・・以上朝日新聞「ミチをひらく」より抜粋。
さらなる研究成果には幅広い分野でのますますの展開の可能性があるに違いないだろう。
それと「そらなっとう」は食べてみたい気がしてならない。



巨峰

九角オクラ

先月の二十一日には町内の地蔵盆が行なわれた。
来年はうちの組の当番と言うことで荷物の受け渡しがあった。
丁度、夏風邪のようなアレルギーのような、
私も大気浮遊物によるアレルギーかどうかは別にして、
咳と鼻水がつづきしんどいころ、
愛知県の半田に住む友人から季節のうれしい便りが届いた。
今年の露地物の巨峰は太陽のめぐみもふんだんに受けたようで
甘みとジュウシイさは喉を潤すのに最適だ。
温暖な気候の大府の巨峰を皮ごと頬張る。
新町通のこだわりの八百屋さんで、
妻がスターオブデビットというイスラエルの伝統野菜をみつけた。
普通のオクラは星形の角が五つだがこれは九角のオクラだ。
普段見かけるオクラの数倍はある。ふっくらと大きく少し硬め。
オイルで炒めガーリック風味の塩とコショウで味付け。
夜空にきらめく星座は美しく輝きを増し高くみえ始めると、夏もそろそろ終りに近づく。
今月二十二日の秋分には昼と夜の長さが同じになる。
もうしばらくは残暑がつづくが、直にふとしたことで秋の気配を感じるようになる。
日陰はここちよい風を運んできてくれることだろう。

 

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