人と自然と建築と

nonobe's diary

2017-05-07から1日間の記事一覧

Vol.60「endless thema - 55」(10年12月)

-------風景の予測 ヤブコウジ 寒さも一段と深まり、鉢植えのヤブコウジの実が赤みを増して来た。碧々とした葉に合い混じり色味を帯びた葉と赤い実が、冬の到来を告げるかのようだ。椿のワビスケのつぼみも大きくなってきた。生け垣のサザンカも少しずつだが…

Vol.59「endless thema - 54」(10年11月)

-------潤子さんの石鹸 金糸瓜 金糸瓜 先月らでぃしゅぼーやから珍しいものが届いた。以前(2009.10月号)にも書いた事があるが、百菜百選と言うシリーズの品が時折届く。今回は金糸瓜(きんしうり)が届いた。ぺぽかぼちゃという種類で、そうめんかぼちゃと…

Vol.58「endless thema - 53」(10年10月)

-------十月です/最先端のLED クモの巣 暑さに拒まれ庭の手入れを怠っていたが、気がづくとクモの巣があちこちに出来ている。風に乗って来たり、門灯に誘われてか、小虫が囚われの身となっている。生け垣の芽も伸び先端にはアブラムシが、そして案の定アリ…

Vol.57「endless thema - 52」(10年09月)

-------おいしいです/チョコレートドリンク ふうりん せみ 夏は風鈴を吊るしている。窓を開け風が通りチリンチリンと。音が暑さを和らげてくれる。夏の朝、網戸越しに動く風は微かに風鈴の旗を揺らす。生まれたての蝉が網戸をよじ登っている。木の上ではお…

Vol.56「endless thema - 51」(10年08月)

-------八月/日々の暮らし‥‥二題 とろとろ豆乳我が家の小さな自然は、毎年同じような時期に同じようにつぼみをつけ、花が咲き、実を結ぶ。今年は野草店で見つけた白のホトトギスが仲間入り。来年が楽しみである。そして暑さとともに日増しにホウチャクソウ…

Vol.55「endless thema - 50」(10年07月)

-------じとじと暑いです/煮干しの捌き方 ヤブコウジ 夏至が過ぎまだまだゆっくりと長い夕暮れどきがつづく。そしてじとじとと暑さも増してくる。開放感なのか性格に合っているのか、何故か夕暮れときは楽しさがあり好きだ。ヤブコウジの花が咲いている。つ…

Vol.54「endless thema - 49」(10年06月)

-------2010/麦秋 クリスマスローズ 麦秋とは麦の刈入れ時が六月あたりで、秋の稲の刈入れになぞらえた言いまわしらしい。この時期、種が飛んだクリスマスローズは残った種を取り切り花に。そして、ついナルコユリの仲間と言ってしまうホウチャクソウが庭の…

Vol.53「endless thema - 48」(10年05月)

-------春先/季節のかわり ナルコユリ 寒い間部屋のなかに入れてあった寒さに弱い鉢も、暖かくなり庭に移動した。小さな庭、あっという間にところ狭しとにぎやかになった。ナルコユリの仲間が庭のあちこちで咲き始めている。知らぬ間に少しづつ勢力を拡大し…

Vol.52「endless thema - 47」(10年04月)

-------暮らし/リサイクラー 白い小さな花びらの沈丁花の香りが漂っている。うちは白い花びらだが赤い花びらのものもある。暖かい日がつづいていたせいか少し早めに咲き始め、三月の中には満開に近い程開花した。窓を開けるとその澄んだ香りが風に乗ってや…

Vol.51「endless thema - 46」(10年03月)

-------剪定/もうじき春 藤の織柄のパターン模様。トーネットの椅子に張られた藤の織柄である。背面から透ってきたあかるさが模様を浮かび上がらせる。普段は何気なく見ていることも、ふとした意識からいつもと視点の違う見え方をするときがある。視覚、聴…

Vol.50「endless thema - 45」(10年02月)

-------1995.0117/出来る事は 大寒あたりからクリスマスローズの芽が大きくなりかけた。遅咲きのオリエンタリス系のクリスマスローズの他に、一見不思議な形のフェチダスというクリスマスローズの鉢植えがある。木立で少し白みがかった小さな鈴のような花が…

Vol.49「endless thema - 44」(10年01月)

-------2010/早々 早々の1月号には新年にちなんだ事を書くのが良いかどうかどうも迷う。大半が、皆知っている分かっているってことが多いと言うこともある。で、平常心ならず平常文でいこうと思うのだが、当然のことながら新年にあやかることに遭遇する事…

Vol.48「endless thema - 43」(09年12月)

-------冬支度 ヤブコウジの実が真っ赤になっている。カニシャボの花芽もふくらみ始めた。玄関先の椿のワビスケも一花咲いたが、生け垣のサザンカが例年になく咲きが悪い。毎年今頃になるとちらほらと生け垣をにぎわせているのだが・・・。視野のなかにひら…

Vol.47「endless thema - 42」(09年11月)

-------畳/グッドテイスト 人づてで、以前にテナントで借りていたビルの取り壊しが始まったことを聞いた。まあ耐震的にも問題が有ったし特にアスベストが使われているビルで使うに使えないという状況があることは仕方のない事で、少し寂しい気がするのは当…

Vol.46「endless thema - 41」(09年10月)

-------もう秋/オフイスの顔 庭の萩が咲き、鉢植えのミズヒキソウもちらほらと。もうこんな季節になってきた。宅配をお願いしている"らでぃしゅぼーや"のパレットに"白なす"と言う茄子が入っていた。名菜百選というシリーズで伝統的な野菜や珍しい野菜を届…

Vol.45「endless thema - 40」(09年09月)

-------蝉の抜殻/夏の終わり うちの小さな庭にも毎年沢山の蝉が鳴く。気候のせいか今年は少し遅いめだったが、ジイジイジイジイとよく鳴いた。網戸にしがみついて上がっていく生まれたての奴やら、木戸や塀際をよじ上って行く脱皮寸前の奴。気がつくと何で…

Vol.44「endless thema - 39」(09年08月)

-------窓の向こう 先月末、事務所移転のさなか、なかなか原稿も書けずにいた。荷物の大半は書物と資料。定期購読の雑誌の類いは、あちこち分散して並べたままの状態だ。さてこれからどうやって整理していいのか先は長い。窓の向こうの朝の日差しは、建物に…

Vol.43「endless thema - 38」(09年07月)

-------使わなくなった道具 フウランが目覚め出した。小さな芽が何本も少しずつ成長している。日本では富貴蘭とも呼ばれる。玄関口に一鉢、東庭に二鉢。どちらもすこしづつ大きくなって来ている。樹木や粗な岩肌などに寄生し、空気中の水分を太い根から吸収…

Vol.42「endless thema - 37」(09年06月)

-------散髪 お気に入りの酒屋さんで、樽詰量売りの純米酒とイチゴの花酵母を使ったロゼを思わせる茜色の酵母仕込みの日本酒それに高精白の大麦で仕込んだ吟醸麦焼酎を入手した。うっすら汗ばむ季節にはビールもいいが、つめたく冷やした日本酒や焼酎のロッ…

Vol.41「endless thema - 36」(09年05月)

-------マップケース早いもので今年もゴールデンウィークがやってきた。事務所の移転先はまだ検討中である。自宅の庭先ではシラユキゲシが咲いている。鉢植えだったシラユキゲシが庭先に腰を降ろしたようだ。陽あたりが悪いせいか少し遅い開花の気もする。と…

Vol.40「endless thema - 35」(09年04月)

-------建築を通して/コラボレーション 生垣の足元にスノードロップが咲いている。外の空気は日増しに穏やかで長閑(のどか)になり草木も新しい芽がぽつりぽつり。低気圧と高気圧が交互にやって来るのは春の訪れだとか。建築を通して見えるものにはいろいろ…

Vol.39「endless thema - 34」(09年03月)

-------アナログ 先月の朝日新聞の天声人語に『嵐山光三郎の「同窓会奇談」のあとがきのなかに「人々が同窓会へ出かけて、交錯した時間の糸をたぐり寄せ合うのは 昔の自分に出会おうという無為の作業である」とある。』と載っていた。「人と自然と建築と」で…

Vol.38「endless thema - 33」(09年02月)

-------風景/今を想う 花芽が出来始めている春咲きのクリスマスローズ。寒さが和らぐにつれ少しずつ大きくなり花が咲くまでにはもう少し時間がかかりそう。正月あけはなかなかペースが上がらない。あちこち行き疲れ果ててぐうたら過ごす。 正月には決まって…

Vol.37「endless thema - 32」(09年01月)

-------教会のコンサート友人の田中さんは現在京都丸太町教会の教会員です。年に2回、この教会の礼拝堂でコンサートがあり時折聞きにいく。礼拝堂は二百二十人程の席でこじんまりとして肩のこらないコンサートで楽しめる。この教会にはマルク・ガルニエ製の…

Vol.36「endless thema - 31」(08年12月)

-------ランプ我家の休日の朝は、庭の窓近くにテーブルを移動することから始まる。近接する隣家に囲まれた東の庭に面した窓は2階まで抜けている。全面を窓にしてあるのだが、天気が悪いと室内が少し暗いこともあり何かよい明かりはないかと探していたのだが…

Vol.35「endless thema - 30」(08年11月)

-------ウォッチング世の中エコや健康志向で、私もそのたぐいのテーマが時折でてくる。五年ほど前からテンピュールという素材を使った枕を使うようになった。いわゆる低反発素材というやつである。使い始めはなんとなく違和感があったが使うにつれ馴染んでく…

Vol.34「endless thema - 29」(08年10月)

-------好文庵萌黄色の実のまま数ヶ月、季節が替わりやっとこの頃赤みがかって来た我が家のモチノキの実。毎年、知らず知らずに花が咲き、知らず知らずに実になり、知らず知らずに実が落ちる。今年は例年にない程沢山実のり、真っ赤に色ずいていくのが楽しみ…

Vol.33「endless thema - 28」(08年09月)

-------京の夏京の朝は、お~い、お~い、と唱えながら「お~さん」が通る。托鉢のお坊さんである。季節もあるのだろうが、この夏お盆あけに久しぶりに聞こえた。遠くからでも聞こえる。大きなとおる声で今日はふたつ違った声がしている。修行なのだろう、寒…

Vol.32「endless thema - 27」(08年08月)

-------学生時代確か学生時代の私は、設計事務所志向ではなくエンジニア的なものに気持ちがあったように思う。ただ、どこまでが自分にとってエンジニアなのかはさだかではなかった。それに、音楽好きの遊び放題で、本当に建築を目指しているの?ぐらいの感じ…

Vol.31「endless thema - 26」(08年07月)

-------コンサート六月二十一日に京都コンサートホールで行われた一音寺室内合奏団のコンサートを聴きにいった。友人の誘いもあり、我が家では毎年の恒例となりつつある。建物というものは、これからそこで行われるであろう光景に胸をいだきつつアプローチを…